長崎銀行の不動産担保ローンはどんな商品?
所有している不動産を有効活用して、まとまった資金を準備したいとお考えではありませんか。
長崎県にお住まいの方や事業を営んでいる方の中には、身近な金融機関である長崎銀行での不動産担保ローンを検討している方もいらっしゃるかもしれません。
「長崎銀行」では、現在、個人や個人事業主が事業資金や生活資金など、幅広い目的で利用できる一般的な不動産担保ローンは提供されていません。
しかし、特定の目的を持つ方向けのローンや、その他の資金調達方法が存在します。
長崎銀行が提供している不動産関連のローンや、不動産を担保にお金を借りたいと考えている方が利用できる代替案について、詳しくご紹介します。
長崎銀行に不動産担保ローンという名称の商品は現在ありません
まず知っておきたいのは、長崎銀行のローン商品ラインナップに「不動産担保ローン」という名称の商品は見当たらないという点です。
銀行のウェブを見ても、個人向け・法人向けともに、所有不動産を担保に事業資金や教育資金、生活費など、様々な用途に利用できる、いわゆる一般的な不動産担保ローンの案内はありません。
「長崎銀行で不動産を担保にお金を借りようと思っていたのに…」とがっかりされた方もいるかもしれません。
しかし、目的によっては長崎銀行で利用できるローンがありますし、他の選択肢も存在します。
次の項目で、長崎銀行が取り扱っている不動産関連のローンについて見ていきましょう。
賃貸経営者向けの「ながさき不動産オーナーズローン」という選択肢
長崎銀行には、一般的な不動産担保ローンはありませんが、アパートやマンションなどの収益物件を所有するオーナー向けのローンとして「ながさき不動産オーナーズローン」という商品があります。
これは、所有している不動産を担保に、居住用賃貸物件の購入資金や借換資金として利用できるローンです。
ご自身の住まいを購入するためのローンではない点に注意が必要です。
ながさき不動産オーナーズローンの主な特徴
このローンの主な特徴をいくつか見てみましょう。
- 対象者:年収400万円以上の個人・個人事業主・法人代表者など
- 資金使途:居住用賃貸物件の購入資金・借換資金
- 融資金額:50万円から1億円まで
- 融資期間:最長35年
- 金利:変動金利型
金利や融資条件の詳細は、申込者の状況や担保物件の評価によって変わるため、必ず公式ウェブで最新の情報を確認するか、窓口で相談するようにしてください。
また、利用するには年収や勤続年数などの条件を満たす必要があります。
このローンは、あくまで不動産投資を行っている、またはこれから始めようとしている方向けの商品です。事業資金や生活費など、自由な目的で利用したいと考えている方のニーズには合致しない可能性が高いでしょう。
事業資金が必要な個人事業主なら「NEWビジネスローン」
もしあなたが個人事業主で、事業に関する資金を必要としているのであれば、長崎銀行の「NEWビジネスローン」が選択肢になるかもしれません。
このローンは不動産を担保とはしませんが、事業資金として利用できる商品です。
NEWビジネスローンのポイント
「NEWビジネスローン」は、担保も保証人も不要で、最大500万円まで申し込むことができます。
運転資金や設備資金など、事業に関わることであれば使いみちは自由です。
ココがポイント
不動産を担保に設定する必要がないため、手続きが比較的シンプルで、スピーディーな資金調達が期待できます。ただし、不動産担保ローンに比べて金利が高くなる傾向がある点には留意が必要です。
より柔軟でスピーディーな融資を求めるならノンバンクも視野に
銀行での融資が難しい場合や、とにかく早く資金を調達したいという場合には、銀行以外の金融機関であるノンバンクの不動産担保ローンを検討するのも一つの方法です。
ノンバンクは銀行に比べて金利がやや高めに設定されていることが多いですが、その分、独自の審査基準でスピーディーかつ柔軟な対応が期待できるという利点があります。
「銀行の審査だと少し不安…」「できるだけ早く事業資金を確保したい」といった状況の方には、心強い味方となるかもしれません。
不動産の価値を最大限に評価してほしい、という場合にも相談してみる価値はあるでしょう。
担保なしで今すぐ資金が必要な時の選択肢
不動産という担保はないけれど、急な出費でお金が必要になる、という場面もあるかと思います。
そういった場合には、担保や保証人が不要な無担保ローンを利用するという方法があります。
審査が早く、最短で即日融資が可能なサービスもあり、急いでいる時には特に頼りになります。
最大で800万円といったまとまった金額を借り入れできる可能性があるのも魅力です。
もっと詳しく
こちらは長崎銀行の商品ではなく、一般的な無担保ローンについての情報です。ご利用の際には、金利や返済条件などをしっかりとご自身で確認することが大切です。